第17章 薬剤

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アスピリン [英 aspirin]
一般名アセチルサリチル酸(acetylsalicylic acid)。
アセチルのア(a)、サリチル酸を含むバラ科シモツケソウ属(Spiraea)のスピル(spir)に物質語尾のinをつけたのがアスピリンであり、ピリン系ではない。安価である。生体内でプロスタグランジンの合成を阻害する。少量(300mg以下)では抗血小板作用を発揮するが、大量投与では、血管内皮におけるプロスタサイクリンの合成を阻害し、むしろ血栓をできやすくしてしまう可能性があるけスピリンジレンマ)。なお、アスピリンという名称はバイエル社の商標名である。
アダラート [商 Adalat]
一般名nifedipine。
Ca拮抗薬の一つ。アダラートカプセル(5・10mg)と、徐放剤であるアダラートL錠(10・20mg)がある。陰性変力作用を持つので、重症高血圧による高血圧性心疾患に対しては第一選択となる。アダラートカプセルの舌下投与で血圧をコントロールしたあと経口投与にきりかえる。
アンサー20注 [商 Ancer]Z-100(結核菌熱水抽出物)。
白血球減少治療薬の一つ。造血幹細胞に慟く造血因子であるCSFの内因的な誘導を促進する。放射線治療時、1日1回1A週2回皮下注。
インターフェロン [英 interferon(IFN)]
インターフェロンは、ウイルスに感染した細胞が作り出すたんぱく質で、ウイルスの増殖を抑える効果がある。三つの型があり、アルファは主にヒトの白血球から、べータは線維芽細胞から、ガンマはT細胞から作られる。肝炎や腎(じん)がんの治療などに使われる。C型肝炎の治療にはアルファとベーダが有効。アルファは遺伝子工学的手法で大量生産が可能になった。
◇インターフェロン治療は、すべてのC型慢性肝炎患者に効くわけではない。厚生省の研究班や臨床例の多い病院での統計によると、著しい効果があるのは、全体の三一四割の症例。ウイルスが完全に消える割合は、さらに低い。しかし、インターフェロンが効かなかった人も含めたC型慢性肝炎患者全体の95%までが、強カネオミノファーゲンCなど別の薬で肝炎症状を抑えることができる。
ウログラフィン [商 Urografin60%、76%]
造影剤の一つ(一般名アミドトリゾ酸ナトリウムメグルミン)。唾液腺造影では76%のものを0.5~1ml用いる。          ・
エンピナース [商 Empynase]
一般名プロナーゼ(pronase)。消炎酵素薬の1つ。慢性副鼻腔炎などに用いられる。
オピウム [英ラ opium]阿片(あへん)
オピオイド [英 opioid]
中枢神経系オピオイド受容体に作用する鎮痛薬の総称。
カクテル療法 [英 hit hard and early]
AIDSの発症を抑制するカクテル療法が1996年より用いられ、効果を上げている。これは、リンパ球内でHIVが複製されるのを阻害する逆転写阻害酵素剤(AZT,ddl,ddCなど)と、複製品が完成するのを邪魔するプロテアーゼ阻害剤を組み合わせて投与するものである。通常、逆転写酵素阻害剤を2種類、プロテアーゼ阻害剤を1種類、投薬する。英語では、“Hit hard, hit early”(早い時期にガツンとたたきのめす)という。
葛根湯(かっこんとう)
発汗作用があるため、風邪のときこれを処方する。
漢方薬 [英 chinese medicine]     ・
カマ [ラ magnesia ustae (マグ ウスタ)]
酸化マグネシウム(制酸剤)
口腔用剤
顎口腔領域の疾患に対して口腔内に投与される外用薬。
アズノール [商 Azunol]含漱薬の一つ。イソジンなどに比べ刺激性が少ない。錠2mg、ガーグル顆粒0. 5g( 1包)中2mg。約100mlの水又は微温湯に溶解し、1日数回含漱する。
アズノールST [商 Azunol ST]アズレンスルホン酸ナトリウム5mg含有。口腔内炎症治療薬の一つ。徐放性挿入錠である。左右いずれかの上顎の歯肉口唇移行部に挿入する。
アフタッチ [商 Aftach]患部粘膜に付着させて用いるアフタ性口内炎治療薬。ステロイド剤であるトリアムシノロンアセトニド0. 025mg含有する。1患部に1回1個、1日1-2回貼付する。
イソジンG [商 Isodine gargle]イソジンガーグル(含漱液7%)。30ml, 250mlがある。一般名ポピドンヨード。用時15-30倍に希釈し、1日数回含漱。
ケナログ [商 Kenalog]ステロイド剤であるトリアムシノロンアセトニド1.0 mg/g含有する口腔用の軟膏(2g・5g/本)。
サリベート [商 Saliveht]人工唾液の1つ。剤形は、噴霧式エアゾールである。口腔乾燥症に適応。
サルコート [商 Salcoat]ステロイド剤であるプロピオン酸ベクロメタゾンを含有する。口腔噴霧カプセル(50μg)。専用の小型噴霧器を用いて均一に噴霧する。
デキサルチン [商 Dexaltin]ステロイド剤であるデキサメタゾンdexamethasoneを0.1%含有する。口腔用(2g・5g/本)。
テラマイシン眼軟膏 [商 Terramycin]一般名塩酸オキシテトラサイクリン。 1g中、塩酸オキシテトラサイクリン5mg、硫酸ポリミキシンB1万単位(3. 5g/本)。比較的昧が良いとされ、口腔内にも用いられることがある。
ビダラビン軟膏 [英 vidarabine]抗ウイルス薬。単純疱疹、帯状疱疹に有効。(例)ゾビラックスZovirax軟膏(5%、5g/本)、アラセナ-A(Arasena-A)軟膏(3%、2g・5g・10g/本)など。
フロリード [商 Florid]一般名ミコナゾールmiconazole(略MCZ)。ゲル経口用は2 %(5g/本)。1日200-400mg(10-20g)、分4(食後・就寝前)。抗真菌薬であり、口腔および食道カンジダ症に適応。口腔内にまんべんなく塗布。病巣が広範囲に存在する場合には、口腔内にできるだけ長く含んだ後、嚥下する。
抗生物質 [英 antibiotic]抗菌薬
1)経口用
2)注射剤
①ペニシリン系:アミノペニシリンとしてドイル(Doyle,略ASPC)など。合剤としてビクシリンS (Viccillin S)など。
②セフェム系:第1世代としてセファメジン(Cefamezin,略CEZ)、第2世代としてセフメタゾン(Cefmetazon,略CMZ)など。第3世代としてセフォペラジン(Cefoperazin,略CPZ)など。合剤としてスルペラゾン(Sulperazon,略SBT/CPZ)など。オキサセフェム系としてフルマリン(Flumarin,略FMOX)など。
③カルバペネム系:チェナム(Tienam,略IPM/CS)、カルベニン(Carbenin,略PAPM/BP)、メロペン(Meropen,略MEPM)など。
④アミノグリコシド系:トブラシン(Tobracin,略TOB)、ハベカシン(Habekacin,略ABK)など。
⑤ペプチド系:塩酸バンコマイシン(Vancomycin,略VCM)など。
⑥その他:リンコマイシン系のタラシンS(Dalacin S,略CLDM)、ホスホマイシン系のホスミシンS(Fosmicin S,略FOM)など。
耳垢水(じこうすい) [独 zeruminales Wasser]耳垢軟化剤
小柴胡湯(しょうさいことう)
慢性肝炎の治療等に用いられる。インターフェロンとの併用禁忌。
洗口剤と液体歯磨剤 [英 mouth wash]洗口剤 [英 dental rinse]
液体歯磨剤液状歯磨剤、液体歯磨剤(デンタルリンスdental rinse)、洗口剤(マウスウオッシュmouthwash)に分類される。歯磨剤ではブラッシングが必要であるが、洗口剤ではブラッシングは不要である。薬事法により、歯磨類として医薬部外品または化粧品としての規制を受ける。
液状歯磨剤
液状ハミガキはライオン社の特許であり、他社からは出ていない。研磨材は、従来の練りハミガキのものとは全く違うシリカを使用している。
(例)Brush Lion(ライオン)
液体歯磨剤 [英 dental rinse]
洗口後にブラッシングする、あるいは適量を口に含んでからブラッシングするもの。研磨剤は含まれていない。なお、英語のリンス(rinse)は口すすぎの意であり、歯磨剤そのものを意味するものではなく、囗本の業界で使用されているデンタルリンスは歯磨剤の呼称としては不適当であるとの指摘もある。
①液体歯磨剤
(例)ハピカHapica森下仁丹)、プラックスPlaxが(ジョンソン・エンド・ジョンソン)など。
②デンタルリンス:歯や歯周ポケットをコートして菌の繁殖を抑える目的のもの。
(例)G・U・Mデンタルリンス(サンスター)、デンターシステマライオン薬用デン'タルリンス(ライオン)など。
洗口剤 [英 mouthwash, oral rinse]マウスウオッシュ
(例)モンダミンMondahmin(アース製薬)、リステリンListerine (ワーナーランバート輸入販売)、薬用リーチデンタルリンズReach dental rinse (ジョンソン・エンド・ジョンソン)、アクアフレッシュAqua-fresh (サンスター)、クイックスquicks (ライオン)、アパガードAPAGARDマウスウオッシュ(日本ゼトック製造、サンギ発売)など。
エタノールの含有率が高いほど、一般に昧刺激が強くなる。日本で売られているマウスウオッシュ中、最もアルコール含有率が高いのは、リステリンの18% (アメリカのリステリンは26.9%)である。日本の各製品のアルコールの含有率は平均15%程度であるが、誤嚥した際(特に幼児)には急性アルコール中毒に注意する。アルコールが配合されていない製品もある(アパガードマウスウオッシュなど)。なお、リステリンには、ポピドンヨード剤(イソジンガーグル)の50倍希釈液に匹敵、あるいはそれ以上の口腔細菌殺菌作用があるとの報告がある。
(注)薬用リーチデンタルリンスは、名称はデンタルリンスであるが、我が国では洗口剤に分類される。
ゾビラックス [英 Zovirax]
一般名aciclovir(アシクロビル)。抗ウイルス薬の一つ。ヘルペスウイルス感染症に有効。
鎮咳剤(ちんがいざい)[英 antitussive(アンチタッシブ)]
咳(せき)をとめる薬
トランキライザー [英 tranquilizer]精神安定剤
ハルジオンHalcion(一般名トリアゾラムtriazolam)とエタノールの併用は、鎮静効果に著しい増強作用がみられるので注意する。
トローチ [英 troche]
抗生物質入りのトローチには、アクロマイシン(Achromycin)トローチ(15mg)、ネオ・ロイコマイシンH(Neo・Leucomycin H)トローチ(4mg)、複合トローチ(Gramicidin S 1mg・Fradiomycin 2.5mg)、バシトラシンリbacitracin)トローチ(250単位)などがある。
ネオミノ [商 Stronger Neo Minophagen C]強カネオミノファーゲンシー。
慢性肝疾患における肝機能異常の改善に用いられる。
バファリン [商 Bufferin]アスピリンを主成分とする非ピリン系の解熱鎮痛薬。錠はアスピリン330mgを含む。血小板凝集抑制作用も有する。
アスピリンの項参照。
[商 Children's Bufferin]小児用バファリンリ(アスピリン81mg含有)
プロポフォール [商 Propofol]
超短時間作用性の静脈麻酔薬。1995年12月からわが国でも使用可能になった。作用発現時間が短い、作用持続時間が短い、蓄積性が低いなど、調節性に富み、麻酔の維持に使用することができる。他にも、覚醒の質が高い、気道反射抑制が高い、脳代謝を抑制するなどの特徴をもつ。調節性に富むため、吸入麻酔薬を使いにくいICUの鎮静にも適応がある。
ペリオクリン [商 Periocline]
一般名歯科用塩酸ミノサイクリン軟膏。
DDS(drug del ivery system)に基づく歯周炎治療薬の一つ。
ペンレス [商 Penles]
リドカインを含む貼付剤。静脈留置針穿刺予定部位に約30分間貼付。
ボスミン [商 Bosmin]エピネフリン注射液(1mg/A/1ml)。
①アナフィラキシーショックに対しては、ボスミンを0.2ml (1/5A)-0.5ml(1/2A)皮下注か筋注する。始めは0. 2ml (1/5A)程度が安全である。
②蘇生等の緊急時は、1回0. 25mg(1/4A)以下を生食等で希釈し、できるだけゆっくり静注する。必要あれば5-15分ごとに繰り返す。
◇アドレナリン(adrenaline)は高峰譲吉博士の命名である。米国と(なぜか)日本の薬局方ではエピネフリン(epinephrine)という名で呼ばれるが、英、独、仏の薬局方ではアドレナリンの名が用いられている
ボルタレン [商 Voltaren]
一般名はフェニル酢酸類のジクロフェナクナトリウム(diclofenac sodium)。
NSAID'sの一つ。錠25mg、SRカプセル(徐放性)37. 5mg、坐薬12. 5mg, 25mg, 50mg。坐薬は、幼小児・高齢者または消耗性疾患の患者について過度の体温下降・血圧低下に注意する。
ボルタレンSR [商 Voltaren SR]
ボルタレンの徐放剤。 SRカプセル37. 5mg。ボルタレンの項参照。
マル麻 [英 narcotic drugs]麻薬
①塩酸モルヒネ(塩酸モルヒネの項参照)
②MSコンチン(MS Contin):徐放錠10・30・60mg 1日20-120mg分2.硫酸モルヒネ(morphine sulfate)徐放剤の一つ。
③アンペッグ(Anpec)坐薬:坐薬10・20mg 1日30-60mgを3回に分割し直腸内投与する。塩酸モルヒネ坐薬の一つ。
眠剤(みんざい) [英 hypnotics]催眠(薬)剤、睡眠薬
現在では睡眠薬の主役は抗不安薬(トランキライザー)であるベンゾジアゼピン系薬物に移っている。この薬物は副作用が少なく、REM睡眠の抑制が少ないなど比較的自然の睡眠に近い睡眠が得られる。
(例)ハルジオンHalcion(超短期作用型)、リスミーRhythmy(短期作用型)など。
メイロン [商 Meylon]8.4%重曹水。
モルヒネ [英 morphine]塩酸モルヒネ(morphine hydrochloride)
①錠10mg、末1回5-10mg 1日15mg
②注10mg/1ml, 50mg/5ml
アヘン中に含まれる代表的アルカロイド。意識、知覚、運動機能に影響しない少量(成人に5-10mg)の投与で選択的に痛覚の感受性を低下させ、あらゆる疼痛に有効な鎮痛薬となる。
◇標準的には成人の場合、30mg/日から開始する。最初は、1-2日分ずつ小刻みに処方し、痛みの消長を観察しながら用量を50%ずつ増加する。 50%増して不足な場合には2倍増にする。
◇モルヒネは少し苦みがあるので、味付けに工夫が必要である。そのため、単シロツプ(s. s.)などと混合して投与する。
ラシックス [商 Lasix]
一般名はfurosemide(フロセマイド)。代表的な利尿薬の一つ。
AZT [英 zidovudine]
ジドブジン、アジトチミジン。抗ウイルス薬の1つ。HIV感染症に用いられる。(例)レトロビル(Retrovir)
DDI [英 didanosine]ジダノシン。抗ウイルス薬の1つ。 HIV感染症に用いられる。(例)ヴァイデックス(Videx)
EPO, ESPO [英 erythropoietin]
エリスロポエチン。
(例)エスポー(Espo)皮下用(6000IU, 9000IU, 12000IU, 24000IU)。
自己血貯血の場合、Hb 13g/dl未満の患者には初回採血1週間前から、Hb 13-14g/dlの患者には初回採血後よ・り、成人24000IU/週1回、最終採血時まで皮下投与する。
5-HT3ブロッカー [英 5-HT3-receptor antagonist]
5-HT3受容体拮抗薬、セロトニン受容体拮抗剤
シスプラチンをはじめとする抗悪性腫瘍剤は、増殖の盛んな消化管粘膜に蓄積し、粘膜内の腸クロム親和性細胞(EC細胞)に作用してセロトニン(5-HT)を遊離させる。セロトニンは、消化管において求心性腹部迷走神経末端に存在する5-HT3受容体に作用し、この刺激が直接あるいはCTZに存在する5-HT3受容体を介して嘔吐中枢に達し、嘔吐を誘発すると考えられている。
(例)Nasea (ナゼア、Kytril(カイトリル)、Serotone(セロトーン)、Zofran(ゾフラン)など。
H2ブロッカー [英 H2-receptor antagonist]
H2受容体拮抗薬
いわゆる抗ヒスタミン薬はヒスタミンの胃酸分泌刺激作用に対する拮抗作用がなく、H1受容体拮抗薬に属する。これに対し胃酸分泌抑制作用を有するH2受容体拮抗薬として1972年ヒスタミン類似の化学構造をもつブリアミドが発見された。その後、より安全で胃酸分泌抑制作用の強力なシメチジン、ラニチジン、ファモチジンが開発され、消化性潰瘍叨画期的な治療薬として登場した。
(例)Gaster (ガスター)、Zantac (ザンタック)
MRSAの抗菌剤治療
1)単独投与
・バンコマイシン(Vancomycin) 1日量(成人)2gを2-4回に分け、60分以上かけて点滴投与する。副作用が強いため、肝、腎の機能検査を行う。
・ニューキノロン(New Quinolone):Tosufloxacin(オゼックス)Ozex、トスキサシンTosuxacin)、Lomefloxacin(バレオンBareon、ロメバクトLomebact)等。
・ミノサイクリン(Minocycline)、ミノマイシン(Minomycin)など。
・リファンピシン(Rifampicin)
・アルベカシン(Arbekacin):ハベカシン(Habekacin)など。
・テイコプラニン(Teicoplanin)
2)併用療法
・Vancomycin - New Quinolone
・Vancomycin - Minocycline
・Imipenem/CS - Minocycline
・Imipenem/CS - Cefotiam
・Fosfomycin - Cefmetazole
・ Fosfomycin - Flomoxef
(例)Imipenem/CS:チエナム(Tienam)など。 Fosfomycin:ホスミシンS(Fosmicin-S)など。 Cefotiam:パンスポリン(Pansporin)など。Cefmetazole:セフメタソン(Cefmetazon)など。Flomoxef:フルマリン(Flumarin)など。
NSAIDs [英 nonsteroid antiinflammatory drugs]非ステロイド性抗炎症薬
NSAIDsは血漿蛋白と結合し、経口糖尿病薬(SU剤のトルブタミドtolbutamideなど)や抗凝固薬(ワルファリンWarfarinなど)の作用を増強するので、併用は注意を要する。ニューキノロン剤との併用は中枢性痙攣発作発現の恐れがあるので注意する。また、NSAIDsは、長期連用により消化性潰瘍を誘発することがあるので注意を要する。
1)酸性抗炎症薬
①サリチル酸:アスピリンaspirin、②フェナム酸:Pontal(ポンタール)など、③アリール酢酸:Voltaren(ボルタレン)、Fenazox(フェナゾックス)、Infree(インフリー)、Hypen(ハイペン)など、④プロピオン酸:Ropion(ロピオン)、Froben(フロベン)、Loxonin(ロキソニン)など、⑤ピラゾロン、⑥オキシカム
2)塩基性抗炎症薬
HR [英 insulin injection]
Humulin (ヒューマリンR)速効型インスリン)。代表的なインスリン注射液の一つ。
(関)Humulin U (ヒューマリンU遅効型インスリン)
◇インスリン自己注射器には、ノボペンIII (NovoPen III )、オートペン(Autopen)などがある。
[血糖変動に対するスライディングスケールの例] (速効型インスリン量を表す)
血糖(mg/dl) 皮下注射 点滴内投与(追加量)
150以下 なし -4U
150-200 2-4U +-0U
201-250 4-6U +4U
251-300 6-8U +6U
301以上 8-12U +8U
PGE1 [英 prostaglandin]
プロスタグランジンE1
末梢血管拡張作用、血小板凝集抑制作用、赤血球変形能改善作用、活性酸素産生抑制作用を有する。外科手術時の低血圧維持、皮弁の血流維持、CDDPの腎毒性軽減などの目的で使用される。
(例)Prostandin(プロスタンディン)
◇昔から、妊娠末期の出産予定に性交すると早く子供が生まれるということがあったらしい。そのいわれがPG(プロスタグランディン)の発見のきっかけであると、PGの発見の歴史には書いてある。
◇PGは人の精子に含まれ子宮を収縮させる物質として発見され、その後の研究で生体のあらゆる細胞が産生することが分かってきた。
STH [英 steroid hormone]ステロイドホルモン
SU剤 [英 sulfonyl urea]スルフォニル尿素剤(経口糖尿病薬)